「やりたい」と思っているのに「やれない」を解消する、アドラー心理学の3つのポイント

「やりたい」と思っているのに「やれない」を解消する、アドラー心理学の3つのポイント

アドラー心理学コーチングブログ

こんにちは、アドラー心理学コーチのたかです。

先日、コーチングのオンライン勉強会を開催したら、あるコーチが私にこんな相談をしてくれました。

「今セッションしているクライアントが、

『やりたいことはあるんだけど、仕事のことや家の事情でやりたくてもできない。私は今の環境だと、チャレンジしたくてもできないんです。』

って言うんです。
やりたいことって何ですか?って尋ねると、

『独立して自分でこんな事業をしていきたいし、その中ではこんなことも考えているんです・・・』

って、自分のやりたいことを力強く語ってくれるんですが、結局最後には

『やりたくても、チャレンジできない。周囲も許してくれないと思う。』

ってなってしまうんですよね。
こんなときってどうしたら良いんでしょうか?」

まさに、こんなとき、あなたがコーチだったらどうしますか?

私にも、実は過去にこのクライアントと似たような経験があって、すごくクライアントの気持ちに共感してしまいました(笑)

こんなとき、本当にどうしたら良いんでしょうね?

こういうクライアントのような「◯◯をやらなきゃいけないから、▲▲できない。」って、誰にでもありますよね。

今日は、アドラー心理学を使って3つのポイントから考えてみましょう。

「やりたい」と思っているのに「やれない」を解消する、3つのポイント

①『前に進もうとする自分』の目的に気づく
②『ブレーキをかけている自分』の目的に気づく
③ 意識化→再検討→再選択

①『前に進もうとする自分』の目的に気づく

「◯◯をやらなきゃいけないから、▲▲できない。」ってときには、

「▲▲をやりたい」という『前に進もうとする自分』と、「▲▲できない(しない)」と感じている『ブレーキをかけている自分』という2人の自分がいます。

2人の自分って言われると、いきなり少し難しい感じがしますよね。でも大丈夫です。ただ単純に、考えやすくするための方法だと思っておいてください。

アドラー心理学では、この2人の自分にはそれぞれ建設的な目的があると考えます。

例えば『前に進もうとする自分』は、「自分の事業を立ち上げて、こんな人たちの役に立ちたい。こんな人たちと一緒にこんなことをしていきたい!それで収入を得ながら家族とも・・・」という目指したい目標があったり、自分がその中で大切にしていきたいことがあるはずです。

②『ブレーキをかけている自分』の目的に気づく

一方で、一見ネガティブに見える『ブレーキをかけている自分』はどうでしょうか。

例えば「事業の準備をしていく中で家族との時間が持てなくなるのを避けたい。今の仕事で関わっている人たちと関係が悪くなるのは嫌だ。責任をもってしっかりと仕事に取り組みたいし、中途半端にはしたくない。」などがあるかもしれません。

つまり、この自分にも、「家族との時間を大切にしたい。今の職場の人間関係も大切だし、仕事も責任を持って取り組みたい」という建設的な目的があります。

さあ、果たしてこの『ブレーキをかけている自分』は「事業を立ち上げたい」という『前に進もうとする自分』に反対しているのでしょうか?

むしろ、「事業の立ち上げにむけて準備をしていくのは良いけど、家族との時間や、今の職場の仲間との関係ももっと大事にしながら進んでいけるやり方を考えた方が良いんじゃない?今の仕事も中途半端にならないようにするにはどんなやり方が良いかな?」と大切な視点を提供してくれている自分だったりします。

③意識化→再検討→再選択

2人の自分の目的が意識化できたら、「じゃあ改めて、何を大切にどんなふうに取り組んでいこうか?」と再検討していくことができます。

「いきなり今の仕事を放り出すのではなく、誰かに相談してみたら良いかもしれない。奥さんにも、今の気持ちを伝えた上で、一度意見を聞いてみるのも大切だな。職場の◯◯さんに相談してみたら力になってくれるかもしれない。準備もまずは△△から進めていけば、時間的にも無理なくスタートできるかもしれない。」

このように、2人の自分の目的に気づくことで、『本当はどうできたら良いのか?』を再検討して、再選択していくことができるようになります。

自分の感情や目的が整理ができると、本当に大切にしたいことに向かって、力強く確信をもって取り組んでいけるようになります。

今回は、「やりたい」と思っているのに「やれない」を解消する、アドラー心理学を使った3つのポイントを考えてみました。

①『前に進もうとする自分』の目的に気づく
②『ブレーキをかけている自分』の目的に気づく
③意識化→再検討→再選択

アドラー心理学では『個人の中に葛藤はない』という理論があります。(アドラー心理学『全体論』)

つまり、『前に進もうとする自分』も『ブレーキをかけている自分』も、ぶつかりあったり足を引っ張っているように見えても、実は本当に大切な目的のために何かを教えてくれているんですね。

自動車で例えるなら、まさに『前に進もうとするアクセル』だけの車に乗りたいとは思いませんよね?

ブレーキがあるからこそ、危ないとと感じたら速度を落とすこともできるし、安全を確認できたらブレーキから自然と足を離すこともできます。

つまり、自分の中の本当に大切な目的が意識化できたら、ブレーキから足を離すことを選択できるようになります。

もし、『◯◯にチャレンジしたい』と思ったときに、「なんとなく前に進めない」ということが起こったら、ぜひ自分の中の2人の自分とその目的はなんだろう?を考えてみてください。

自分の中の本当の目的に気づけることで、より力強く着実に前に進めるようになっていきます。

もし、自分1人で考えてみても、自分の中の2人の自分の目的がよくわからなかったり、本当の目的や大切にしたいことがわからないというときには、プロからのコーチングを受けてみるのもオススメですよ。

この記事を読んで、コーチングに興味をお持ちくださった方は、こちらでコーチングについてまとめていますので、どうぞご覧ください。

TOP